こどもが主体性を持って参加できる社会を目指して

すべてのこども達には輝かしい未来があります。
しかしすべてのこども達が輝かしい未来に辿り着くのは難しい時代になってきています。
私の幼少期は学校が終わると放課後、日がくれるまで泥まみれになりながら友達と鬼ごっこをしたり、かくれんぼしたりして遊びました。
悪い行動をしたら近所のおじさん、おばさんに叱られました。
親も厳しく悪いことをしたら叱れ、良いことをした時には大きな愛情をあたえてくれました。
こども時代になりたかった大人や、自分に人生に影響をあたえてきたのは、自分の父であったり、
学校の先生であったり手本となる大人が沢山いました。
こどもにとっての理想の大人とはなんでしょうか?
今のこども達はインターネットでのゲームやYouTubeなど身体で体感できるも遊びが中心になり、
身体で体感できるものから脳で感じる刺激に変わってきています。
心と体のバランスが崩れやすいこども達が増えてきている理由の1つでもあります。
その中で今特にこども達から失われている力は「主体性」です。
自分の意志や判断に基づき、責任を持って行動することです。
失敗すること、間違うことを恐れずに自分のやりたい事を突き進む力。
こども達が主体性を発揮するには環境適応能力問題解決能力を身に付けれ事が必要です。
我々はこども達その能力を自然と身に付けれる地域社会づくりを目指しています。

その具体的な内容としましては,,,
①大人も子供と一緒になって課題に向かって挑戦すること
②大人も子供たちの心のやる気スイッチに火をつけるポイントを学ぶこと
③こども達に関わる関連機関の先生達もこどもたちの心のやる気スイッチに火をつけるポイントを学ぶこと
④そのやる気スイッチの課題となるものを地域でつくってあげることだと思います。

私は格闘技というスポーツを25年続けていく中で、本当の強さとは「目標に向かって挑戦を続ける」ということだと思っています。
挑戦する力に必要なものは武道でいう心技体です。
心技体とは、心、技、体の3つのバランスが全て整ったとき、最大限のパフォーマンスが発揮できるという力のことです。
知識だけではダメ、技術だけでもダメ、心技体の最初にくる字は「心」です。
心とは… 精神力、心の強さ、使命、価値観、自分を知る事、相手を思いやる力、こどもの心を地域で育てる。
そのためには親の心にも寄り添ってあげれる場所が必要になります。
親も悩みます。悩んだ時の相談する場所や、スキルアップする場所も必要です。
こども悩み、親の悩み、支援の悩みを地域で考え環境を整えてあげること。
また、こども達に「挑戦」というプレゼントをこの沖縄県こども福祉センターでつくっていければと思っています。

 代表 熊澤伸哉